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*小説を携帯などからUPするスペースです。(かなり自分用です。)   *小話からプチ長編や、本編もちょくちょく更新すると思われます。   *かなりぶつ切りです。   *携帯からの更新故にあまり整理はできません(笑)   *携帯にも対応しています。   *コメントでの感想なども歓迎です。
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突き飛ばされ、背中をぶつけた。
その拍子に小棚に置かれていた何かが落ちた。

「優しい顔、なんかするな…」

いつも嘘臭い程穏やかにしている男は豹変している。
目が、座って…どこか酔った風だ。
しかし当然ながら酒気はない。

「優しさを履き違えてる奴は、嫌いなんです」

壁に肩を押し付けられ、至近距離で見下ろされても怖くはなかった。
人を怯えさせるほどの覇気が今の彼にはない。
瀕死で、それでも虚勢を張っているような猫だ。

ふと、ゆっくり彼の顔が近付いてくる。
近すぎて、何も見えなくなった。
思わず彼の肩を掴んだが、突き放すには今の彼は弱すぎて、そのまま砕け散りそうな気さえして。
何もできずに、口付けされるのを許すしかなかった。

「ルナなら、突き放す。」
軽いキスのあとに、低い声で唇にたたき付けられた言葉。
心臓が跳ね上がった。
油断して、ルナティスを裏切った。

「貴方の優しさは、どこかで誰かを傷付ける。」

経験のあることで、何も言えずに体が強張るのを感じた。

「どうせ、優しく受け入れるふりだけして、抱かせてはくれないのでしょう」
「……は!?」

まさか彼がそんなことを考えているとは思わず、ぎょっとして飛び上がった。
そんな様子を馬鹿にしたように鼻で笑って、立ち上がる。

「貴方もさっさと、有無を言わせず諦めるしかないと思わす程に、ルナティスを選んでしまえばいいものを」


口付けの跡を掻き消すように、唇に親指を押し付けて擦ってくる。
ヒショウはうっとおしそうにそれを振り払った。

「なんでもかんでも受け入れるっていう貴方も、神も、嫌気がさすんですよ。」

神職の証である法衣を靡かせ、青年は背徳の言葉だけ残して部屋を出て行った。


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ここがどことか、二人に何があったとかきにしない!
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